剣道で最もキツイ稽古って何ですか?
こんばんは!元剣士の森川です!今日は過去の玉竜旗観てました!
いいですねえ、高校剣道。熱量が半端無い(ー_ー)!!
さてさて、今回は「剣士が最もキツイ!と思っている稽古」についてお話しましょう!
恐らく全国の剣士に題名通りのアンケートをしたら、7割は超えると予想される答え。
その全国剣士トラウマ級間違い無しの稽古とは・・
掛かり稽古・・・です
んおお・・書いただけでテンションが下がる(-_-;)
駄目だ!気合だ!簡単にこの稽古の内容を説明しましょう。
複数の場合もありますが、基本は元立ち(もとだち)と呼ばれる人が
「隙を軽く与えて打ち込ませる」役をして、掛かり手(かかりて)と呼ばれる
人が「その与えられた隙に、全力で、息継ぎ無しで打ち込み続ける」稽古です。
時間はおよそ15秒から1分。結構アバウトです。
掛かり稽古が「キツイ」理由
稽古内容は分かりましたか?要は息継ぎ無しで様々な技を打ち込んでいく、
そんな稽古です。小手が空いてたら、小手→面と打ち込む、こんな感じです。
先ず聞いた感じだと「へえ、普通の稽古じゃん」と思われますよね?
これがねえ・・相手によりますが、結構単調になりがちなんです!
そしてそのマンネリは疲労を倍増させます(゜o゜)グハ!
地稽古みたいにお互いに全力を出し合う練習試合形式ならば、緊張感を
得られて楽しいんです。
それに比べて掛かり稽古さんは、相手が基本何もしてこないので、
どうしても気力をマックスに持って行き辛いんです(-_-)zzz
そしてこの掛かり稽古、そのルールに少しだけ罠があり、その罠が剣士の悲劇を
呼び起こします。
その罠とは・・
掛かり手に隙が有ったら元立ちは打ち込んで良し!
分かってます。このルールが参加しても、未だ「何で掛かり稽古が剣士に
嫌われているのか」、イマイチ理解出来ない事でしょう。
そして「マンネリ防止で良いじゃん(゜o゜)」という意見、わかります!
では、その掛かり稽古、それにほんの少し悪魔の言葉を加えますね!\(^o^)/
「先生との」掛かり稽古
これ!そうこれ!思い出しただけで血尿が出そうです 笑
先生から見れば生徒は隙だらけ。隙が有ったら打って良い。
という事はですよ、奥さん・・
先生にもよりますが(まあ、これが最もデカイ)、先ず例外無くボッコボコに
されます。
中盤からは、自分が打ち込んでるのか、打ち込まれてるのか、既に
分からない領域に突入します 笑
で、更にこの「掛かり稽古」、ヤメの判断は主にキャプテン、若しくは先生。
先生が稽古に参加した日は・・そう正解!先生がストップを判断します!
「ほらほら、空いてるぞ!」「もっと早く駆け抜けろ!」「お突きー」
まあ、こんな激励を浴びながら、延々打ち込まれ続けるわけですな。
最後の突きとか、私当時中学生ですから!突き禁止ですから!
とか、思いながら、先生の「やめ!」という天使の声を待っていたのです 笑
掛かり稽古はイマジネーション!
そんな退屈もしくはキツイ掛かり稽古ですが、やはりキツイだけあって、
基礎練習の中では群を抜いて剣士の能力を高めます!
体力、瞬発力、応用力、そして想像力!
相手がそういう構えなら、自分はこういう間合いで、など試合を想定しつつ
稽古するのが、やはりベストでしょう!
ただ、想像時間が長いと、先生には打ち込まれますがね 笑
ああ!書いてたら思い出してきた!商品紹介!
今度試しに剣士の耳元で「かかり、げいこ」とツイートしてみて下さい。
恐らく、顔色が一段階悪くなる事でしょう 笑
しかしまあ、途中書いたとおり、総合力を上げる稽古としては
非情に優れたものですので、現役剣士の皆さんには是非とも頑張って
頂きたい(避難)!\(^o^)/ガンバッテー
はい!それでは今回も最後まで読んで下さり、真に有難うございます!
失礼致します!