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2013.04.05

剣道経験者が語る「巌流島の決闘」

こんばんは!元剣士の森川です!

 

今日はフットサルでした!

最近は仕事が室内ですので、やはり体を動かす事は、

精神的にも良いなあ、と改めて感じます(゜o゜)

 

皆様も適度な運動を!

 

「巌流島の決闘」、噂の「あれ」の真相は?

 

前回に続き宮本武蔵のお話。

前回最も有名な「巌流島の決闘」に触れていない、という凄まじいミスを

犯しましたので、今回はそれについて!笑

 

1612年4月13日、巌流島で武蔵と小次郎は剣を交えます。

 

と、ここでウダウダ書いていても単なる歴史のお勉強ですので、最初に

決闘時の「有名な言い伝え」を書いて並べますね(゜o゜)

 

・武蔵が使った木刀は船のオール(船をこぐやつですね)だった!

・小次郎は「物干し竿」とも言われる程長い刀

・勝負は武蔵の勝ち

・勝利の後、武蔵は倒れた小次郎の口鼻を蓋い、死を確認し一礼して島を去った

・武蔵は決闘に二時間!遅れた

 

様々な文献がありますが、上記は共通して書かれている物語で、信憑性は高いかと!

 

根本的な問題で、「小次郎って実際居たの?」という疑問がたまに上がりますが、

これについては「居た」で結論が出ているようですね。

 

後はまあ、諸説諸々ありますが、やれ嘘だのこっちが本当だの書いてありますので、

触れないようにしておきます 笑

 

武蔵の遅刻は本当に「わざと」だったのか?

 

さて、そこで一点気になります。

武蔵は小次郎をじらす為に「わざと」遅刻した、と記述してあります。

 

本当かい?本当にわざとかい?

しかし、2時間待ちって、小次郎さん待ちすぎですな(゜o゜)エライ!

 

で、気になって調べてみると、驚いた事に「当時の潮の流れ」で証明している

記事を見つけました!

 

それによりますと、逆流で遅れたのでは?それならしょうがない。

しかし潮の流れが巌流島に向かっていれば、2時間も遅れない、即ち「わざと」だと。

 

結果は・・潮の流れは「巌流島方向」!・・武蔵さん、アンタ、やったな!笑

ただですね・・wiki先生にはこうも書いてあるんです。

 

「試合当日、勝負の時刻を知らせる飛脚が小倉から度々訪れても武蔵は遅くまで寝ていた」

 

うーん、たんなる面倒臭がりとも取れますな 笑

 

結果的に勝敗を分けた遅刻

 

まあ、今回は「わざと」で進めます!そっちの説が圧倒的に多いですしね。

 

もうね、小次郎大激怒ですよ。「二時間も待たせるとは、何事だ!\(゜ロ\)(/ロ゜)/」

で、小次郎がカッカして鞘を投げ捨てた時に、武蔵が「鞘を投げ捨てるとは、お前既に負けてるぞ」

と、更にカッカさせる台詞を放ったそうです。

 

うーん、剣士至上最も有名な「駆け引き」かもですな。

常々言ってますが、剣道は極論「駆け引きの武道」でもあります。

 

結果、武蔵は駆け引きにも、試合にも勝ったわけです。

逆を言えば、その位の駆け引きを武蔵にさせる小次郎も、相当な剣士だったのでしょうね!

 

どんなに時代や科学が発達しても、人の心の動きとはアナログな方法で揺らぐものです。

 

武蔵でもこういう駆け引きを用いたのです!

明日からあなたも、今以上の駆け引きを剣道で行っていただきたい!

 

あ、遅刻は駄目ですよ。人間的な問題になってきますので 笑

あくまで、試合の中でのみ、相手の心を揺さぶって下さい!

 

しかし、やはりこういう「伝説の試合」があるのもまた、剣士で良かったと

思わせてくれる大きな要因ですね!

偉大な先人達に、大いなる敬意と感謝を!

 

商品紹介!

※武蔵が使った木刀ではありません

 

スヌケ木刀!これは、実際に間近で見ると本当に美しいです。

 

確かに少しお値段は張りますが、武蔵を扱った回ですので、

それに劣らぬ当店の最高品を!と。

 

大丈夫です、昇段審査にもちゃんと使えます!

未だお持ちで無い方、是非是非!

 

はい!それでは今回も最後まで読んで下さり、真に有難う御座います!

 

失礼致します!