剣道経験者が身につけている「左座右起」とは?
こんばんは!元剣士の森川です!
先日仕事場で稽古帰りの少年剣士がレジに来て、礼儀正しく、
思わず嬉しくなってしまいました!
彼はきっと心が強い剣士になる事でしょう(確信)!(゜o゜)
剣道に伝わる「座り方」「起ち方」
さて、今回は礼儀つながりで剣士の作法についてのお話を!
以前「左差し」のお話をしましたね。
おさらいをすると、腰の左側に帯刀している場合は「臨戦態勢」、逆に
右側、「右差し」だと「戦意はありません」という意思表示。
これは右利きの武士が一般的だった為に出来た、礼儀作法なんですね(゜o゜)
で、今回は「座り方」。
凄いでしょう?座り方にも理由と意思が込められているんです!
細かい?いえいえ違います、「深い」んです!笑
まあ、あまり固くならない様に説明をしていきますので、ごゆるりと!
座り方、起ち方で示す「意思」
さて、早速ですが題名通りの「左座右起」の説明を。
そのまんま!左足から座り、右足から起つ!以上!笑
そして、この左座右起という動作が表現するものとは・・
皆さん、イメージして下さい!剣士が、右足から起ちます!
想像出来ましたか?この時の刀は基本の「左差し」です。
右足から起き上がる、即ち左足が膝立ちしている状態ですね。
ここで、万一向かい合っている剣士に斬りかかられたら!
イメージ出来てますか?難しいですか?・・頑張って!笑
はい!左座右起の利点が上のイメージ映像に隠れています。
答えは・・「刀を抜きやすい」です。
もし左足から起き上がっている時に、斬りかかられたら?
そう、「左差し」なので、足が邪魔で刀を上手く抜けません。
左座右起。その意味は「臨戦態勢」、「気は抜いていない」という意思表示なんですね!
そして「右差し」と同じ扱いで、その逆の「右座左起」は、「戦意は無い」という意思表示!
うーん、正直剣士時代は全く気にせず「左座右起」を実践しておりました 笑
言葉ではなく行動で示す「粋」さ!
こういう作法、私は大好きです。
言葉は無くとも、行動で、所作で意思を提示する。粋やねえ・・
何?言わなきゃ分からない事もある?ああ、分かります・・
「言わなくても分かるでしょ?分かってよ!もう!(゜o゜)」
こういう言葉を何度浴びせられた事か・・
失礼、武士道とはかけ離れた会話ですな 笑
とにかく、人が人を斬っていた時代に、こういう「暗黙の了解」が存在
していて、それを守っていた彼等はやはり格好良いなあ、と。
粋な人間に、少しでも成りたいものです!(゜o゜)ウン!
はい!願望を行動に移そうと決めたところで、商品紹介!
少し大きいですか?笑
いやね、革鍔って、目立たない分、剣士にとっては余計に欲しい逸品なんですよ!
こんなところにもこだわりが!的なヤツですね!
革ですので、勿論使えば使うほど「味」が出てきます。長持ちが約束されてますな。
是非是非どうぞ!
ではでは、今回も最後まで読んで下さり、真に有難う御座います!
失礼致します!