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2015.05.18

剣道と教育と体罰、その線引きの難しさについて少々書いていきます!補足編!

こんばんは!元剣士の森川です!

 

さて、前回は珍しく踏み込んだ話題をしましたが、

読み返すと大切な部分が抜け落ちておりまして・・

 

ええ、剣道との関連性に全く触れてませんでした 笑

 

剣道の記事を書く場ですので、私の落ち度ですが今回まで

この話題にお付き合い頂ければ幸いです!

 

最も線引きが難しい

 

かなり前に実は書いているのですが、剣道と体罰、再度

書きますが私的に「最も教育か体罰か線引きが難しい」、

そう捉えております。

 

理由はシンプル、剣道は「相手にぶつかり、相手を斬る武道」だから。

相手に打ち込む事が大前提なんですね。

 

しかも武器に竹刀、昔のスパルタ体育教師のイメージ像があるならば、

セットで付いてくる代物ですからね 笑

 

故に、例え先生が悪意や私情を持って稽古中に生徒を打ったとしても、

「剣道の稽古」として成立してしまう可能性が高いのです。

 

私的な”しごき”経験!

 

経験者、元剣士の私が体験した稽古中の「しごき」は・・

 

・ 先生とかかり稽古、立てなくなるまで延々と続く

・ 打ち込み稽古、打ち込んだ後、背中を竹刀で押され何回も倒される

・ 小、中学生なのに容赦無く突きをお見舞いされる(高校まで突きは禁止)

 

まあ、軽く思い出しただけでもこれ位ですね。

 

因みに2番目を説明すると、先生が立っていて、「メーン」と勢い良く

打ち込み、打ち込んだ先生の横を通り過ぎる瞬間、「グイっ」と背中を

竹刀で押されて、そのまま勢いでぶっ倒れてしまう状況です。

 

あれは嫌でしたねえ。

不意打ちだから受身も取り辛い!

 

ただ、上記したしごきは、私的には全て「集中していない」状態を

見抜かれて、その結果ムチを振るわれたと実感しております。

 

剣道の稽古は基本鬼の様にキツイんです。

重い防具に、当時は適度な水分補給を採るタイミングも皆無。

気を抜けば直ぐに見抜かれ、上記の様な愛のムチを受ける。

 

様々なスポーツや武道を体験してきましたが、やはり剣道の稽古は

その中でもトップクラスにキツイです。

 

私的な剣道での線引き

 

話を戻しましょう、長くなってますし 笑

 

最近はユーなチューブ等で、剣道部での体罰をたまに見ます。

ある動画などは、道着姿、面を着けてない状態で、正座している

生徒を思い切り蹴っているシーンも観ました。

 

まあ、それは完全に体罰、アウトでしたし、画面上でしたが私的には

そこに愛情は微塵も感じませんでした。

 

結局、剣道でも他競技と同様、そこに熱意や愛情、鉄槌を下す

正当な理由があるかどうかだと思います。

 

ただ、剣道ではその見極めが非常に難しい、他競技以上に

困難という事実は否めません。

 

私の場合は幸いにも指導者に恵まれ、熱や愛を伴った「しごき」を

経験し、現在も納得したまま人生を送っておりますが、そうでない場合、

理不尽な体罰を受けた場合、その競技、武道自体を嫌悪してしまう可能性が

高いのです。

 

指導者は人格者であるべき。

理想論ですが、やはりそう思いますし、常に願っております。

 

特に武道関係はその要素は必須であるとも。

他競技以上に人間的なモラル、成長を促す事が主眼におかれるのが

武道ですから!

 

ああ、やはり長い!申し訳ない!笑

 

そう、結局は・・難しいが結論(天丼)!

今回この話題に触れた発端となった事件、そして動画でリークされる

理不尽な体罰、それらは断罪すべきなのは確実です。

 

ただ、熱意と愛情を持って、私が受けた様なしごきまでを否定するのは

少し違和感がある、それが一応の結論ですね。

 

うん、やっと何となくまとまった!笑

今回はここまで!

 

ではでは、最後まで読んでくださり、真に有難う御座います!

 

失礼致します!