剣道人ならば絶対に知っておくべき偉大な片腕剣士「高宮敏光」

こんばんは!元剣士の森川です!
先日弟の結納(ゆいのう)がありました!
結納って妙な感覚になるんですよね。
「ああ、この人達と”家族”になるんだ」と。
・・まあ、私は独身ですがね!笑
高宮敏光という剣士
さて、今回はこの人物の名前だけでも覚えていただければと。
高宮敏光、片腕、隻腕の剣士です。
何年か前にザ・ベストハウスという番組で取り上げられたみたいですね。
で、今回私的な紹介方法、極力”情”を排除して書きたいと思います。
書くのは基本技術論。
理由は大変な思いは当人にしか分からない、というのと、高宮さんという人間を
紙面等で知った上でそういう視点中心で語るのは、私的にははばかられます。
しかし、やはり相当な敬意は抱きつつですがね。
隻腕になった経緯と経歴
何故隻腕になったのか?簡単に経緯だけ書かせて頂くと、
1歳の時に両親の目が届かない場所で、脱穀機で右腕を無くしてしまうのです。
そこから6歳の時に剣道をはじめ、中学、高校、大学と「全国レベル」の
場所で、全国レベルの結果を出しています。
因みに出身は熊本!同郷ですねえ。
高校は専修大学玉名高校!結婚する弟と同じ高校ですねえ。
相当な強豪校です。激戦区熊本で、常にベスト8には入る実力高。
そして現在は中学の先生、剣道部の顧問、というのが最終的な情報です。
経験者視点から観る「剣の凄さ」
さて、何よりも先ずは「常に片手」である事。
これは経験者ならば素振りでよくやるのですが、まあしんどい。
それを試合で、しかも全国大会レベルで使いこなせる、これは凄まじい事です。
過去の試合を観ました。
上段の構えですね。
ここで一つ利点が。
「高宮選手の小手は狙いにくい」という点です。
理由は小手の位置が左手、即ち剣士が一般的に狙う逆なのです。
恐らくこれも活かして試合を運んでいた様に見えます。
そして驚愕の戦術がもう一つ。
それは「握る位置で竹刀の長さを変える」と言うもの!
遠目の間合いならば、竹刀を長く持ち、近い間合いなら短く持つ。
これを瞬時に使いこなしています。
その技術、観ていて感動しました。
到達した人間が持つ説得力
高宮選手いわく「片腕だからできる事を考えた」上での握り方変更戦術。
大事なのは、大学で一旦壁にぶち当たって、ならば!と折れずに考え、実行した点。
「片腕だからここまでこれた」「努力すれば、結果は必ずついてくる」、続けて語るこの言葉、
相当な説得力がありました。
あと・・イケメンですな 笑
いや、イケメンだし「良い顔」してるんですね。男として格好良いと思える面構えです。
ともあれ、剣士高宮さんを通して今回言いたかったのは、「努力は裏切らない」という事。
しかし、努力の質と量にもよりますね。
行う努力、考える努力、壁を乗り越える精神力、全てが必要!
・・ああ駄目だ、やはり言います。
高宮さん、あなたは凄い!偉大ですよ。
私的にこの方をとても好きになった理由が「対等に接して欲しい」というのが原動力
だったという事。
障害を抱えている方々への健常者の振る舞い、難しいですが、やはりそれが一番だと
私も常々思い、考え、行動しています。
前に書いた「上手いと強いは違う」。
高宮さんは間違い無く両方を備えた剣士ですね。
上手くて、とてつもなく強い。
名前を覚えていただければ、と思い書きました。
改めて、最後に多大な敬意を。
商品紹介!
ビール瓶に砂・・重い、重すぎる。
素振りつながりで、素振り用竹刀!
今回は特に無し!笑
是非是非どうぞ!
ではでは、今回も最後まで読んで下さり、真に有難う御座います!
失礼致します!