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2014.01.11

剣道の「五行の構え」、上段編!上段には大きく2種類!何故左上段が主流なのか?

こんばんは!元剣士の森川です!

 

さて、五行の構え企画も3回目、今回は上段の構え!

 

最初に過去に書いたおさらいとして、上段は基本「高校生以上」が

使う構えだという事はお伝えしておきますね!

 

理由は「体が出来ていないと使いこなせない」「基本の中段から教えるのが通例」、

この2点が最たるもの!

 

初っ端からかなり真面目ですな・・いや、良いんですけどね 笑

 

たまには終始真面目で行きましょう(不安)!(゜o゜)

 

超攻撃的!上段の構えは2種類あります!

 

さて、片手面が一撃必殺の持ち味である上段の構え、実は2種類あるのです!

 

それは「左上段」と「右上段」の2種類!

 

が!現在の剣道界では「左上段」が主流で、殆どの上段剣士がこっちを

使っている、と断言しても構わない程です!

 

今回はその理由を簡潔に説明しますね!

 

そもそも上段の利点とは?

 

何故左上段が多いのか?

それは「上段の利点」を考えれば、自ずと答えは出てくるのです!

 

上段は先述した様に、その常に振りかぶっている状態から、離れた間合いで

打ち込める「片手面」が最大の武器なのです!

 

一方で一撃必殺の構えと技故の「構え時に小手と胴ががら空き」「打ち込み後の防御」、

この2点もしっかり書いときます!

 

ハイリスクな構えですねえ。

だからこそ、憧れてしまう部分はあります!勇気が最も必要な構えですから!

 

あら・・真面目でも話は逸れますね 笑

 

軌道修正!何故左上段が多いのか?

 

根本から違いがある「右上段」

 

先ずは右上段、もち手が「逆」になるんですね。

 

普通は左手が柄、右手が鍔の位置ですが、右上段はこれが逆!

そこから既に体得するまでの時間が凄まじくかかります。

 

指導者の殆どが「中段」から教えると書いたのは、このもち手が逆という

「凄まじい違和感」をクリアして初めて出来るのが右上段、という説明を

したかったからなのです。

 

イコール・・そう、右上段は日本中を探しても生粋の使い手は二桁居るか居ないか

と言っても遜色は無いでしょう!

 

後は必殺の片手面の際に、右上段は左上段よりも「右足が前」である為、どうしても

リーチや速度で劣る、という点もあるのです。

 

よって、結果的には左上段が定石になっている、と。

 

右上段の利点は?

 

では利点は?と問われれば、「右利きの剣士」限定ならば・・あります!

 

それは「打ち込みの強さ」ですね!

 

基本、剣道は柄を持つ手の3本指に力を込めるので、その手が利き手であると、

自然振り下ろす、打ち込む強さは増します!

 

もう一つは間違いなく相手が戸惑う事です。

だって、右上段の剣士なんて、先ずお目にかかれませんから!

 

私ですか?勿論試合した事はありません1

嫌でしょうね・・どう攻めよう、どう攻めてくる?と「迷い、惑い」は生じるでしょう。

 

うーん、こう書くと右上段も・・いや、体得までを考えると気が遠くなります 笑

 

ともあれ、やはり上段は格好良い!商品紹介!

商品はオーソドックスなものを!

 

紺一重剣道衣!超王道の道着です!

 

練習用の予備に是非是非どうぞ!

 

今回は完全に真面目回でしたね・・いや、良い事なんですがね!笑

 

次回も構えについてお話しますよ!

次回は・・少し砕けます 笑

 

ではでは、今回も最後まで読んで下さり、真に有難う御座います!

 

失礼致します!