剣道の「五行の構え」応用編!そもそも「脇構え」って試合で使えるの?利点は?

こんばんは!元剣士の森川です!
五行の構え企画第3弾!今回は・・出ました脇構え!
現在では「日本剣道形」でしかお目にかかれないであろうこの構えに
ついて、今回はポイントを2点に絞って書いていきますよ!
では・・早速行きましょう!
そもそも・・試合で使っても良いの?
竹刀と真剣の決定的な「違い」が最たる理由!
脇構えが使われない理由を説明するのには、上の画像をもう一度観て頂ければ
理解が早いかと思われます!・・観ました?笑
さてここで問題。彼の竹刀の長さは、一体どの位でしょうか?
正解は「規定値の範疇」ですね、簡単!規定値超えは問答無用で失格ですから!(゜o゜)
では問題を変えましょう!これが「真剣」だった場合、長さは・・分かりますか?
実はこれこそが脇構えの「最大の利点」、「自分の刀の長さを相手に知られない」事!
侍「うーむ・・あやつの刀、一体どれ程の”長さ”か、全くワカラン(^_^.)」
刀だったらこういう怖さを相手に与えられますが、竹刀だと・・
剣士「珍しい構えだけど・・面が滅茶苦茶空いてるな(゜o゜)」
となるんです。竹刀の長さは分かりますので、相手の竹刀の長さや間合いについての
怖さは皆無、と言っても良いでしょう!
竹刀か真剣か、コレが脇構えが浸透しない最たる理由かと!最大の利点が消されえますからね。
後は体勢的に現代剣道の基本技「面」が最も打ち込みにくい、というのも使用されない
理由でしょう。
脇構えの利点・・あるんです!
で、結果的に剣道形のみの存在になった脇構え。
強みは全く無いのか?と問われれば・・あります!
先ずは「威力」、コレでしょう。
後ろから遠心力と共に斬りつける一刀は、かなりの威力でしょう!
後は「狙いが読みづらい」というのもありますね。
竹刀が隠れていて、且つ普段は相対しない構え、相手は戸惑うと同時に
その「剣先」が見えないのです。
結果、どういう角度から、どういう技を出してくるのかが、相当読みづらい!と。
ただ・・今書いた利点を加味しても、現代剣道で脇構えをする「強み」は、正直に
「ほぼ皆無」と言えるでしょうね・・
ただ・・剣士ならば地稽古や練習試合で「試した」記憶はあるはずです!
先生が居ない時とかですがね 笑
まあ、そんな思い出も含めて、剣道で実際使ってみて「これは、適してない」と
様々な剣士が試行錯誤し、下した脇構えへの決断は間違っていなかった、と。
それでも「日本剣道形」にはしっかりとその伝統を残す脇構え!私は好きですよ!
だって・・格好良いじゃないですか(単純)!笑
先人が生み出した構えに敬意を表しつつ、商品紹介!
敢えて大きめにアピール!剣道手ぬぐい、王道の逸品!
何と・・デイリーランク1位を獲得しました!(゜o゜)オメデトウ
「克己忍耐」、耐え忍び・・己に勝ち・・そしてくま○ンにも勝ちました!
・・失礼、くまさんも当社の商品、勝ち負けは無しで 笑
ともあれ、王道は王道、痛んだりしてきている方は、替えに是非どうぞ!
ではでは、今回も最後まで読んで下さり、真に有難う御座います!
失礼致します!