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2013.02.01

剣道で二刀流が少ないのは何でなの?

こんばんは!元剣士の森川です!得意技は出小手でした!

 

さてさて、今回は日本人なら誰もが知っている剣豪宮本武蔵、

彼が操っていた二刀流のお話を。

 

先ずは超簡潔に二刀流の説明を。

竹刀は2本(はい、当たり前)!種類は太刀(普通の竹刀)と小太刀(小さい竹刀)。

基本的に小太刀で防御や崩し、太刀で攻撃。太刀は利き手が主流です。

はい!説明終わり!

 

宮本武蔵、竹刀が2本。イメージは当然「強い」でしょうし、格好良いですね。

しかしこの二刀流、現在はほぼ使い手がいません。

 

剣道で二刀流が少ないのは何で?

最大の理由は「指導方針」です。

現代の剣道は基本的に1本の竹刀から指導する事が主流になっています。

ですので、誰もが一刀から稽古を始め、やがて一刀が体に馴染み、

それが基本の形になり、大抵の剣士が一刀の剣道人生を歩むのです。

 

 

そして恐らくですが、例えば誰かが「二刀流がいい!」と志願して入門しても、

「分かった分かった。でも先ずは一刀を極めてからね」と、大人から大人の対応を

される事でしょう。

 

何故か?

時代の流れ、それも勿論ありますが、試しに二刀流をやってみると直ぐに納得。

 

二刀流、メチャクチャ難しい^_^;

もし今あなたの家に2本竹刀があるならば、それを1本ずつ手にとって構えてみると

あっという間に理解出来ます。

 

重い。ひたすら重い。経験者でもプルプルします(@_@;)

 

しかも片手で防御、片手で攻撃などという、脳味噌がパンクしそうな

頭の回転も求められ、難易度は最高です。

 

いきなりピアノの前に座らされ「じゃあ両手で弾いて。とりあえずベートーベンの何か」、

と言われる様なものです。無理です、ギブです。

 

 

後、理由として決定的なのが

教える側が二刀流を殆ど操れないという現状

原因としては、二刀流の大会での解禁は意外に遅く、男子では平成3年、

女子は平成7年。これでは指導者も望めません。

 

 

ただ、あくまで私の予想ですが、もし幼少の頃から二刀流の先生に出逢い、

初めから二刀流を認めてくれる環境があれば、勿論努力やセンスも必要ですが、

最強の剣士が誕生するのでは?とは思います。

 

まあ、そういう選手が出てきて欲しい、という願望もあります 笑

格好良いじゃないですか、最強の二刀流剣士、武蔵の再来!

 

 

というわけで、本日のオススメはこれ!

 

うん、一刀しかススメテナイデスネ。

何故これか?格好良いからです!笑

いやあ、現役時代この竹刀があったら確実に両親にお願いしてましたね。

 

 

ただ、「とても良いもの」を一度体験させるのは、何事においても

良い経験になるかとは、真面目に思います!

少々高いですが、私と同じく格好良い!と思って下さったあなた!

どうですか!?笑

 

 

はい、今回もかなり砕けた語り口になってしまいましたが、

剣道へのこういうアプローチもありかなあ、と最近は勝手に

思っております!

どうしても剣道=堅苦しい、イメージがありますから。

そんなこと無いです!臭くもないです!

 

 

ではでは、本日も読んで下さり真に有難う御座います!

失礼致します!