剣道好きが映画「るろうに剣心」を観た!そこで感心したシーン
こんにちは!元剣士の森川です!
映画「るろうに剣心」観ました!いやあ、佐藤健、ハマり役だわ。
彼は良い雰囲気を持っている役者さんですね、殺陣(たて)も素晴らしい!
佐藤健と殺陣、これだけで観れました!
で、折角映画を観たので、作中「おっ」と感心した細かいシーンを一つ、
今日は紹介しますね。
武士は基本的に刀は「左差し」!
左差しとは簡単に画で説明しますと、こんな感じです。
はい、サンプルに坂本龍馬、贅沢過ぎる!(゜o゜)
腰に注目!袴の「左側」に刀を差してますね、これが左刺し。簡単!
何故左刺しなのか?
理由は簡単。右利きの武士が刀を抜く時、左に差してあると
即座に抜刀出来るからです!
剣術を教えられる際、基本的に右利きとして構え方は教えられます。
食事の際とか思うんですが、今は左利きの方、増えましたね!
何を隠そうこの私、左利きを右利きに「矯正」させられた人間です(゜o゜)フーン
で、ほんの30年前でさえこういう風習が当たり前だったんです。
江戸~明治時代、右利きこそ王道、その考え方が常識だったのは
想像に難しくありません。
しかも剣の道、厳格です。剣道はその名残を今でも残してますね。
私生活に関しては、私的な意見だと「どっちでも良いじゃない」と考える
タイプの人間です(^^♪
武士が「右差し」にする時!
「だからお前が感心したシーンはどこよ!」、そう思い始めてますね、
分かりました、もう言います。と言うか、書いてます。
「いつでも抜けるぞ」、そういう心構えも表現する武士の左差し、それが
「右差し」になる時が、実はあるのです!
「るろうに剣心」で、こんなシーンがありました。
主人公の侍が、ヒロインの家にお邪魔してます。ちょっと良い雰囲気です、
イライラします\(^o^)/
・・私情はいいんです・・ともかく、そのシーンで主人公の刀に注目!
あら不思議、何故か「右差し」です。
何故彼は右差しにしたのか?答えは
抜刀の意思が無い事、または礼を尽くす表現、姿勢としての右差し
実はこれ、当時の礼儀作法の一つだったんですね!
「私はあなたに剣を向けません」、そういう無言の意思表示。それこそが右差し!
「あ、ちょっと待って!右差しにするわ!おじゃましまーす(^O^)/」
なんて猛烈にチャラい言葉は決して吐きません!
無言でスッと左から右へと、相手が見ていない時に極自然に・・
いやあ、粋だねえ!(゜o゜)ヨッ!イ~オトコ!
剣の道、こういう心遣いも正に道を歩む上での大切な「学び」ですね!
そして「るろうに剣心」では、この右差しの演出、きちんとされてました!
素晴らしい!監督!私はちゃんと観てたぞ!
ですので、これからカップルで観る方、そのシーンが来たら何気なく
「今さあ、佐藤君の刀、右側じゃん?あれってさあ・・」
などとトリビア披露しては如何でしょうか?すればいいじゃない!しろよ勝手に!
m(__)m御見苦しい所を・・m(__)m
一人最高!商品紹介できるし(混乱)!
ヒロインが持っていた木刀、それを入れる木刀袋です。
思い返すと、木刀袋って意外と持ってない剣士が多かったなあ、
というのと、武井咲が可愛いのでオススメです!(゜o゜)・・・
では、今回も最後まで読んで下さり真に有難う御座います!
失礼致します!