剣道防具や竹刀の通販専門サイト『剣道防具コム』のスタッフが剣道に関する記事を更新するブログです。激安セール情報なども公開します。

2014.02.05

元剣士が名作「六三四の剣」について語る!今回は「構え」へのこだわり!六三四の上段から!

こんばんは!元剣士の森川です!

 

さて、長らく引っ張って来ましたが、そろそろ書きたい事が

あります・・

 

そう、題名通り名作「六三四の剣」についてです!笑

 

随分前に何度か採り上げましたが、今回は技術的、というか

ある一点について語りたいと思います!

 

様々なキャラが持つ「構え方」に注目!

 

六三四の剣、その魅力を語りだしたらいよいよ収集がつきませんので、

今回は絞って2人のキャラ、その構えについてお話します!

 

その2人とは・・夏木六三四と乾 俊一!

 

六三四は「上段」、乾は「二刀流」の使い手ですよ!

 

理由から精神、構造までが完璧な「構え」に至る経緯!

 

2人の構え、それは何も安易に「上段が・・格好良いから!」とか、

「二本の方が・・強そうじゃない?」とか、そんな理由ではないのです!

 

まあ、六三四に関しては最初そういう好奇心的な趣はありましたが 笑

 

しかししかし、この2人がその構えへと辿り着くまで、そして辿りついてからの

作中の描き方が・・秀逸なんですね、とても。

 

ここからはいわゆる「ネタバレ」していきますので、知らないまま読みたい!と

考えているあなた!

 

そっと、一番下の商品紹介まで、移動して下さい 笑

 

偉大な父への憧れと愛情から始まった六三四の上段!

 

先ず六三四に関しては、父が上段使い、且つ全日本2連覇という輝かしい

成績と素晴らしい人間性を併せ持つ、正に「尊敬、憧れの存在」だったのです!

 

それ以上に、父親として単純に大好きだった、という点もしっかり描いてますよ!

 

で・・父に「ある悲劇」が起こり、その後六三四は「上段」へ構えを変え、その剣に

父を重ねながら、成長していくのです!

 

ここで特筆すべきは、父と言うきっかけだけで、六三四の上段が成長を止めなかった点!

 

六三四は超攻撃型、上段を様々なライバルや師に対して振るい、時に倒し、時に倒され、

その中で「父の上段」から、最後は正しく「六三四の上段」、そう、「六三四の剣」、

題名通りの自分の剣を獲得していくのです!

 

それまでの経緯が・・まあ素晴らしいです。

 

剣は心から。

少し身勝手というか、思い込んだら真っ直ぐな六三四というキャラクター、それを

見事に活かし、人間的な成長をちゃんと並行して描いているんですねえ。

 

で・・最終決戦も勿論見所なんですが、私的には「父の悲劇」、それに関係した人物と

「父と六三四の上段」で戦うというシーン・・泣けます。

 

「絶対に許さない!」そういう憎しみの剣が、六三四の人間的成長によって段々

変わっていき、心も剣も磨かれていくのです。

そして人間的成長に、上記の人物も「教育者」として責任ある振る舞いをする。

・・教科書に載せて欲しいレベルですな。

 

更に!その人物の「息子」が生涯の親友且つ最大のライバル、と言う点もお見事。

彼が生涯の親友且つライバル!しかし・・見事な画ですね。
あ・・やはり長くなりました 笑
今回はここまで!未だ全然魅力を伝え切れていませんが!笑
乾に関しては次回お話します!
どうですか?六三四の剣、読みたくなりましたか?
そうでもないなら・・私の筆力が足りないのです!(゜o゜)
精進します!商品紹介!

縁起が良いトンボ柄!

 

 

 

竹刀袋!トンボ柄で3本入ります!

 

昭和の名作である六三四の剣でも、こういう形の竹刀袋は良く

作中登場します!

 

古き良き物、受け継いで、伝え生きたいですね!

是非是非!

 

ではでは、今回も最後まで読んで下さり、真に有難う御座います!

 

失礼致します!