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2014.02.06

元剣士が名作「六三四の剣」について語る!今回は「構え」へのこだわり!乾俊一の二刀流!

こんばんは!元剣士の森川です!

 

さて、前回から始まった、いや強引に始めた六三四の剣企画、

楽しんでますか?楽しんでるのでしょう(勝手)!笑

 

一応、要点を絞れるよう、登場人物の剣士達、その「構え」について

書いていこうと思い、今回が2人目!

 

早速2人目の剣士、紹介しましょう!

 

その男、乾 俊一!

 

彼が乾俊一です。
先に書いておくと、六三四の剣には「高校四天王」的な存在が居て、先ず勿論
六三四、そして東堂、有働、更には日高という、この4人!
で、乾俊一、彼はいわば「5番目の男」というわけです。
出自、家庭環境から送ってきた人生まで、とにかく苦労と不幸を背負いまくる人生を
送る乾、暗く鋭い目が印象的です。性格は卑屈で攻撃的。
そんな乾、基本的には交友関係は乏しく、剣の腕も強いのは間違い無いですが、
上の4人には「届かない」状態。しかし、彼の生きる源は「剣道」のみ・・
そして、陰鬱な生活の中、彼の身に「更なる不幸」が襲うのです!
その不幸とは唯一の生きる原動力、剣道の存続に大きく関わる不幸!(゜o゜)
絶望する乾。
そんな時、彼は「ある人物」の噂を聞き、縋る思いでその人物の元へと向かうのです!
剣道を続ける為に、です。

乾、古沢との出会い!

 

ここまで読んで頂くと、「何て不幸な人なんだ」と感じるでしょうし、事実彼は

相当な不幸設定を課せられています。同情、したくなりますよね・・

 

しかし!作中の余りの性格の悪さから、環境や境遇を忘れ、思わず「嫌いだ」と

思ってしまう場面が多々あるんです。

読者にも甘えを許さない、六三四の剣の作品としての質の高さ、この描きからも

理解できると思います!

 

彼の原動力が「憎しみ」という点も貫かれ、胸にクルものがあります。

で、そんな乾が出会う人物とは・・

古沢兵衛、洞窟で暮らす老人、恐らくはあの「宮本武蔵」をベースに描かれた人物!

 

この古沢・・恐ろしく強い!六三四が武者修行で完膚なきまでに負けた相手なんです!

 

そんな六三四というライバルが師事を仰いだ人物に、乾も導かれる様出会う・・

うーん、やはりこの作品、優れてますな 笑

 

乾、二刀流に目覚める!

 

で、この古沢という人物が「伝説の二刀使い」で、乾は彼の二刀を伝授される、という

お話の流れなんですが、ここも見所!

 

古沢が乾に自分と似た部分を感じ取り、「同情」からではなく「興味」から伝授を

決意する。

ここも甘さを排除!あの「教えてやろう」と言った時の嫌な笑顔・・最高です 笑

 

これでも随分端折りましたが、遂に乾は命がけで二刀を習得するのです!

 

続きは・・原作で!

 

しかし見事なネタバレ回!笑

習得後の乾、彼の行動や言動も非常に興味深く、実に上手い描きなのですが・・

 

流石にこれ以上は漫画を読んで欲しい!いや、剣道と人生の教科書を!笑

 

ともあれ、言ってしまえば5人目のキャラ、そんな位置づけの人物にも、ここまでの

背景を描き、未だ私の胸に残り続ける六三四の剣、やはり素晴らしい作品です!

 

今回も絶賛!商品紹介!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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この季節、防寒にも役立つ優れものですよ!

 

あ、因みに高校生の二刀は公式試合では禁止ですよ!そこはフィクション!笑

 

高校生だと、先ず二刀は筋力的にも難しいでしょうしね。

 

ともあれ、六三四の剣と商品、是非是非どうぞ!笑

 

ではでは、今回も最後まで読んで下さり、真に有難う御座います!

 

失礼致します!