2016.03.05
レンタル開始!映画「合葬」は一味違った○○もの!このアプローチは斬新です!
こんばんは!元剣士の森川です!
さて!前回は映画「合葬」に登場する「彰義隊」についての
説明をザックリしましたが、今回は内容に触れていきます!
で!今作、先ずはじめに書いておかなければいけない部分が
あるのですが・・
殺陣のシーンは少ない!
なのです!
いつもは基本的にここで時代劇を紹介する場合、いかにその作品の
殺陣が見所か?
それを中心に書いてましたが、今作は明らかに殺陣を意図的に
少なくしている様に見えました。
で、代わりに何を魅せるのか?
普遍的な青春
基本3人の登場人物、彼等が当時の若者としての日常、それを
魅せていく物語。
この魅せ方が実に巧妙で、ああ、何時の時代も若者は「青さ」と
いうものを有しているのだな、そう感じさせてくれます。
普段は「いやいや、その時代にその軽さはないだろう」という演出も、
実に心地よく、心に入ってくるのです。
それはひとえに主演の柳楽さんを中心とした演技力、そして物語の着地を
明確に示した制作陣、双方の高い技術の賜物かと。
怪奇譚を織り交ぜつつの構成もお見事でしたね!
現代との決定的な差
で、前述した様に、普遍的な若者の青春、遊郭とか行きますしね 笑
そういった日常を描きつつも、やはり時は幕末、何時如何なる場合でも
どこか「死の匂い」、不穏さを漂わせているのですね。
これが切なくも上手く、そこからのラスト・・
斬新な一本でした。
兎角!普段時代劇に触れない方でも、良い意味でサラッと観れる、しかし
しっかりとした着地を果たす映画ですので、是非観て頂きたい!
オススメですよ!
今回はここまで!ではでは!