2016.01.28
NHK・BS1、スポーツ追体験ドキュメント「剣道日本代表が語る世界選手権」鑑賞しました!その2!
こんばんは!元剣士の森川です!
さて!今回は前回からの続き!
世界剣道選手権決勝を振り返る番組、その感想を!
前回は竹ノ内選手、そして今回は中堅を務めた正代選手!
先ず、書いておくべきなのは・・
劣勢状況からの試合
次鋒戦、勝見選手がまさかの「2本負け」。
勿論勝見選手は全力で戦ってくれましたが、それ以上に韓国選手の
「日本人では打たないタイミングでの面」、監督が仰ってましたが、
それを離れ際に打たれ、破れてしまします。
本数的劣勢からの試合。
監督「正代選手は最後まで選考に悩んだ」と正直に言及。
だ「一発打てば入る、そういう剣」、そこに託したとも。
試合は「韓国選手の引き面」から大きく動きます。
確かに、あの一本は旗が上がってもおかしくない見事な面でした。
私的に、悔しいのは重々承知ですが、その後の韓国選手の
「キョロキョロアピール」は、少し気に成るところでした。
ただ、旗は上がらなかった。
そこから正代選手の思い切りが生まれるんです!
小手で決める
これは番組中、正代選手が放った一言!
全日本クラスの剣士になると、基本得意技は面ですが、
そこを上手く利用し、警戒させ、小手で決める、そんな戦略を
あの引き面から迷い無く実践!
結果、連続での「小手」が決まり、試合の流れと実際の数字でも、
もう一度「日本の流れ」に戻した正代選手の中堅戦、間違いなく
決勝の一つの分岐点でしたね!
この試合、「剣道は瞬間で決まる」、そんな場面が幾つもあり、
非常に興深い、印象的な一戦でした。
ともかく、大きすぎる一勝を勝ち取った正代選手、お見事でした!
今回はここまで!ではでは!