剣道が五輪(オリンピック)種目になったら、起こると予想される「問題」とは?

こんにちは!元剣士の森川です!今回は前回の続き!
剣道のオリンピック競技実現化、その際の「心配」編です!
先ずは、全日本剣道連盟が公式に伝えている、「五輪化に反対している理由」、
それを簡単に説明いたします。
その理由とは・・
国際化によって剣道の持つ「武道的特性」が失われてしまう!
武道精神、即ち「礼節」や「品格」、人間の内面を鍛え、美しくする精神。
それが五輪化による勝利至上主義や商業主義への移行で、損なわれてしまう
恐れがある、という考えですな。
実際に、五輪に最も近い「世界剣道選手権大会」は現在でもありますが、
その試合内容や周囲の応援スタイル、そして審判、問題が多すぎます。
全日本と世界大会、試合内容の差
これね、暇な時に交互にみてもらえれば、その差がはっきり分かります。
全日本、礼に始まり礼に終わり、試合中も審判に抗議など一切しません。
剣も美しい。残心等、様々な技以外の要素が加わってないと、1本にならない(゜o゜)キビシイ!
技以外の要素は、近くお話しますが、とにかく厳格なんですね、判断基準が。
世界大会。勿論日本を筆頭に「美しい剣道」を魅せる国はありますが、それ以外の
国の剣が、まあ荒い。体勢メチャクチャ、残心無し、審判に抗議はするし、勝てばガッツポーズ、
負ければ竹刀を叩きつける、最悪「納得イカン!」と、試合後の整列、一礼拒否なども・・
正直礼儀どこいった?品格どこですか?状態です\(゜ロ\)ドコー(/ロ゜)/ドコー
次に問題なのは
審判のレベルと応援の品格
審判。人によっては残心無しでも1本あげますし、抗議されても
「まあまあ」と、なだめている始末。注意しなさい、そこは!
剣道の1本、判断基準が良く言えば厳格、悪く言えば「曖昧(あいまい)」
なので、国際的にアリと言われればそれまでですが、
明らかに決まってないのに「1本(^O^)/」と旗をあげちゃう審判も居ます。
単純に審判のレベルが未だ低いのです。
応援も問題ですね。前に「剣道の応援は拍手のみ!」と書きました。
たしかにこれは「暗黙の了解」、ルールには無いのですが、それでも
世界大会、その声援は凄まじい。
他国の方々は「おー!」やら「イエス!」連呼、アドバイスや野次も飛んでます。
酷い時は「BOOOOO!」、ブーイングですよ・・
「拍手応援のみ」の利点は書いてますので、お暇なときに見て頂ければ幸いです。
まあ、その利点を、美学を全てぶち壊す品の無さ、私は好みません(゜o゜)ヤダ!
武道精神を守るか、「KENDO」に移行か
以上の世界大会の現状で、武道精神が、礼儀や品格がナッシング!な状態なのは
おわかり頂けたでしょうか?ただ、再度言いますが、それを守っている国も
きちんとあります。
「KENDO」、そう書いたのは、「JUDO」に成った現在を分かり易く説明する為です。
「JUDO」酷い時は「背中から倒せばいいんだろ!」みたいな風潮が流行り、低い体勢からの
タックルが最強、そういう時期もありました・・それもう柔道の欠片も残ってないから!
誤審も目立ちましたね・・篠原選手(柔道、篠原で調べれば分かると思います)、あの
銀メダル、私は一生忘れません。試合後のインタビューで涙ながらに
「自分が弱いから負けたんです」、と抗議も言い訳も一切しなかった篠原、あんた男だ!好きだ!
まあ、以上の様に世界大会とJUDO、この2つのサンプルを眺めて、協会や私は
「オリンピック・・無理(゜o゜)」
という判断なんですね。
ただJUDOに関しては、時間が経つにつれ改善されている部分もあるので、
時間をかければ剣道も一定の水準には達する可能性は勿論ありますね。
守って欲しい剣道の大切なもの
勝ち負けや商業的な問題、やはり大事です。
しかし、冒頭で書いた「礼儀」「品格」、これは剣道を続ける事で
学べる「最高の産物」だと私は信じています。
剣道は「生きる上での」大切な、無くしてはいけない物を私に沢山教えてくれました。
ですので、それが無くなるオリンピックならば、別に競技化されなくても
構わない、というのが正直な気持ちですね。
しかし、五輪にしようという動きは、それもまた理解出来ます。
前回書いた利点はやはり魅力的ですから・・
ジレンマですなあ。
万一なったら?
全力で応戦します(^O^)/ガンバッテ
だって・・なったものはしょうがないし・・偉い人が決めるし・・
と、言い訳三昧ですが、JUDOの様なゆっくりとした改善を待ちながら、
イライラしつつ観る、というのが実際の観戦スタイルになるでしょうね 笑
踏ん張れ!協会!何なら寄付します!500円!
はい!長くなりました!商品紹介です!
垂用ゼッケン。良い字体ですな、格好良い。
日本の文化、剣の道、武士道、守り抜いて欲しい、そんな願いからの
オススメです!
ではでは、長々とお付き合い頂き、真に有難う御座います!
失礼致します1