正藍染 #10000袴(はかま)
綿袴の番号の意味とは
綿袴には#8000,#10000と番号が付いているのですが、
これにはきちんと意味があるのです。この数字は「番手」
といい、番手が低いと綿袴が軽くて柔らかい生地になります。
しかし番手が高い物に比べ、ヒダが消えやすくなってしまいます。
番手の高い綿袴は重量が重くなりますがヒダが消えにくく、
長く使える強い生地になります。
新品の綿袴だと最初のうちは多少ごわつきがありますが、
使用していくうちに、柔らかくなっていきます。
綿袴を着てカッコよくなりましょう!
綿袴の特徴はやはり着た時にパリッとした着心地が
あることではないでしょうか。テトロン袴にはない
重厚感があり、見た目もカッコよくなります。
道具だけで実力が変わる訳ではありませんが、稽古や試合を
する時のモチベーションが上がり、身の入った稽古、試合が
できるのではないでしょうか。
使用後は必ず、シワを伸ばし折り目を整えて
収納して下さい。番手が高くヒダが消えにくいと言っても
使用後の手入れをしっかりとしないと長持ちしてくれません。
綿袴は取り扱いが大変ですが、丁寧に手入れを行い
大事にすることで、愛着が湧き、物を大事にすること
も学ぶキッカケになるのではないでしょうか。
綿袴を洗濯される場合、洗剤などを使用されますと
色落ちや変色の原因となります。
浴槽などにぬるま湯をはり、押し洗いしてください。
乾燥させる時は、陰干しで、シワを伸ばしながら干してください。
乾燥後は畳んでいただき収納してください。
袴サイズの選び方
●現在使用されている袴がございましたら、号数(サイズ)をご確認ください。
●表記などがない場合には、前紐下より袴の裾までを測って下さい。
●サイズ表より、身長に適応するサイズを選んでください。
●テトロン袴(はかま)は縮みませんので縮みを考慮する必要はありません。
●綿袴(はかま)は洗濯をすると1cm~2cmほどの縮みが発生します。
●腰高で履かれる場合は、1サイズ上でも良いかもしれません。
●成長期の場合、1サイズ上でもよいかもしれません。
●袴は足のくるぶしが隠れる程度で着装します。
●袴が長すぎると裾を踏んでしまい転倒する場合があります。